この世の中に絶対ということは無い、のだ。

「この世の中に絶対ということは無い」

「底なしの絶望感」を感じさせる言葉であると同時に
「無限の可能性」をも秘めた言葉だ。

この世にあるものは、すべてが移ろい行く、
変わらないものなどひとつもなく、すべてのものが時とともに姿を変えて行く。

人の心もうつろいゆくもので、誰かを信じ続けることにおいても
絶対、ということはありえるのだろうか、
永遠の誓いというのは、ありえるのだろうか、
それは、自分自身を信じきれるか?ということも含めて。

すべてのものに変化がある、時と共にすべてのものが形を変える、
ということは、

同じ状態で留まっている事のほうが、はるかに難しいのではないだろうか。

ここに、「無限の可能性」が見えてくる。

人は、その時置かれた状況や、関わる人々、その時々の判断によって変わって行く。
意識していても、していなくても、今、この瞬間にも少しずつ。

だから、無意識のうちに変化する自分に、純粋な心を滑り込ませる、
そうすると、「無限の可能性」が見えてくる、はずなんだ。

「この世の中に絶対ということは無い」のだとしたら、
「人は思い描く自分に変われる」

固定概念にも絶対ということはないはずだから。
※ 最近、この場所でも「家族」について書く事が多くなってきたなぁ、と思います。
たぶん今は、自分を支えてくれた人、家族、そして自分自身についても、
あらためて考え直す時なんだろうと、そんなふうに感じています。
『この世の中に絶対ということは無い』

  父親から度々聞かされたこの言葉、
  もちろん父は、「底なしの絶望感」も「無限の可能性」のことも知っていたのだろう。

  今の自分の核の部分に、こんな考えがしみ込んでいた事に
  今更ながら、気がついたのでした。