モディとジャンヌの物語は、

店の定休日と祝日が重なった今日、六本木の『国立新美術館』
で開催されている「モディリアーニ展」に行って来ました。


この『国立新美術館』は毎週火曜日が閉館日、
以前、そうとは知らずに火曜日に訪ねて
残念な思いをしたことがあるのですが、
今日は祝日とあって、開館日となっていたのでした。

今回は初期の『カリアティッド』の作品群が展示され
彫刻家から画家へと転身していったモディリアーニの
試行錯誤の跡が見えてくるような気がします。

数多くの作品を見ていると、モディリアーニやピカソが
生きていた時代のパリのモダンな雰囲気が、その髪型や
洋服、アクセサリーから感じられます。

モディリアーニの描く肖像画は、アーモンド型の目に長い首という印象で、
どれも同じように感じていたけれど、それぞれの個性がこんなにあったんだなぁ、
と今回あらためて気づいたのでした。

それにしてもやはり考えてしまうのは、モディリアーニの死の二日後に、
後を追うように自殺してしまったジャンヌの事。


年表を見てみると二人が共に生きたのは1917年に出会い、
1920年に亡くなるまでの僅かな年月だ。
ジャンヌ・エビュテルヌとアメデオ・モディリアーニの物語は
映画にもなっているけれど、

彼の二人目の子供を妊娠したまま身を投げたジャンヌの心は、
何を求めていたのだろうか…