田舎から送られて来たこの柿、青々としてまだ食べ頃には見えませんが、とても甘くて濃厚な味がします。実はこの柿は実家で収穫されたもので「太秋柿」という種類なんだそうです。
太秋柿は「富有」「次郎」「晩御所」「花御所」を掛け合わせたもので、比較的新しい品種のようですね。
市場に出回っているものはもっと大きくて、一つ¥800以上、
中には¥3000の値が付くものあるとか……。
食感が独特でサクサクと歯ごたえがある中に、柿特有のゼラチンのようなとろみが混じってきます。甘いのに後味はサッパリとしていて、不思議な南国のフルーツのようです。
もう少し熟すと普通の柿と同じくオレンジ色っぽく色づきますが、青いうちから甘さは強く、むしろシャキシャキとした食感を楽しむにはこの位の色が良いようです。
この柿は熊本県などで多く生産されているようで、収穫は10月上旬から11月中ごろまでだそうです。どこかで見かけたらぜひお試し下さい、柿のイメージが変わるかもしれません。
ちなみに私の大好きな国スペインでも、柿はカキ(caqui)と呼びます。16世紀頃にアジアからスペインに伝わったようですが、その柿が日本産なのか中国やベトナムから伝わったものなのかは定かでは在りません、しかしカキ(caqui)という呼び方は間違いなく日本語の柿からでしょう、面白いですね。