※ "メチオニン"の重要性
メチオニンはケラチンを構成するアミノ酸のひとつで、毛髪に占める割合は
1%程しかありませんが、シスチン(毛髪形成の主要アミノ酸)を体内で生成
する役割を担っているため、大変重要視されている成分です。
メチオニン不足が続くと、薄毛や抜け毛の原因となると言われています。
メチオニンは体内で合成されないので、 普段の食事から摂取しなければなりません。
メチオニンには、肝臓で毒素や老廃物の排除や代謝を促進する働きもあり
結果的に脂肪肝も抑制しているのです。メチオニンに負担をかけないためにも
脂肪分やアルコールの摂り過ぎには気をつけましょう。
『目の酷使と抜け毛の関係』
メチオニンは毛髪の形成意外にも役割があり、目の網膜を修復するためにも使われています。
そのため眼精疲労が進むとメチオニンが網膜の修復のために使われ、毛髪への栄養が行き届かなく
なると考えられます。
パソコンなどによる眼精疲労が抜け毛の原因になっているのではないか、という説もあります。
※ 昆布やワカメを食べると髪が黒くなる?増える?
昆布やワカメなどの海草類に含まれる特徴的な要素はヨードで、このヨードが不足すると髪の艶が
無くなると言われています。海藻に含まれるヨードやミネラルは毛髪が作られる時には必要ですが、
それを摂取しただけで白髪が減ったり、薄毛が改善されることはありません。
海の中で揺れる海藻の色や形状から、豊かな黒髪を連想したのではないでしょうか…。
※喫煙による髪への影響
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させてしまうため頭皮の血液循環を阻害します。
すると毛髪の成長に必要な栄養分や新鮮な酸素が不足し、健康な毛髪が生まれにくくなって
しまいます。さらに、タバコは毛髪に必要なビタミンCも破壊してしまいます。
ハーバード大学の研究により、喫煙がDHT(ジヒドロテストステロン)やアンドロステンジオン、
テストステロンやなどの育毛を阻害する男性ホルモンを増大させることがわかっています。
喫煙は毛髪にも身体にも、そして周りの人の健康にも”百害あって一利なし”です。