命名『どらぞう』

ドラゴン登場…

先日、新婚旅行でタイに行かれたお客様から頂きました。
幸せそうな写真たちと、「ちょっと日焼けした」と言いながら
赤くなった顔で微笑み合うお二人を見ていると、
ほんとに良かったねぇ~って思います。

この方とは、もう16年位のお付き合いで、プライベートな話も
時々していたので、私のバツイチ歴も知っている数少ないお客様の一人。
それゆえなのか、お土産がこの「ドラゴン」

『このドラゴンって、何でも食べちゃうらしいんだよ、
  悪いものとか、嫌なこととか、さ。』

かわいい顔してるけど、すごいヤツなのかも知れません、
かなり期待してます、いいことが起こりますように。
帰り際に、
『そうそう、この子の名前、なにがいいかなぁ?
    ドラ・・・  ドラオ、? じゃあんまりだしね、』

(なまえ、必要なのかな、?)

『ちゃんといい名前つけてね♪ じゃあね~~』

 って、
また一つ悩みが増えたかも、
えーーっと、「どらぞう」じゃダメですかねぇ??

BARでダンディズムを極める、

ご近所に、洒落たBARが出来たので
仕事帰りに寄ってみました。

まだオープンして一週間位にもかかわらず
中に入ってみると、あら、カウンター席はほぼ満席で
結構賑わっているじゃあないですか、、
どうやらここは二号店ということで、
馴染みのお客様が多いみたいです。

カウンターの中にはバーテンダーさんが二人、
キレのいい手さばきでカクテルを作っています。

なぜか二人とも坊主頭・・・
オシャレ系ぼうず、若いな。

” さて、なにを飲みましょうか ”

実は、BARで飲むのはあまり得意ではないんです、
それは、ちびちび飲むのが苦手だから。
バーボンのロックなんて頼んだら、
頑張っても3分くらい?
間が持たないんです。

それで、頼んだのが ”ウォッカ・ソーダ ”
ほら、トールグラスやタンブラーなんかで出て来て
ぐびぐび飲めるでしょ、いい感じなんですよ。
でも飲みながら思ったんですけど、
見た目、焼き鳥屋のチューハイと変わんないかも !

”ダンディーじゃないかも、な、全然。”

2杯目はおすすめの”モスコー・ミュール”を頼んでみました、
銅製マグカップの冷たい口当たりもよく、ショウガがガツンっと
効いていて、なかなかよろし。

隣の席では慣れた感じのおっちゃん(と言ってもたぶん同世代、そう私も立派なオッチャンです。)
が、ミネラルウォーターをチェイサーに、ちっこいグラスでウイスキーを楽しんでいます。
スーツ姿で少しだけ背中をまるめて、何処となく哀愁さえ漂ってるじゃあないですか、

   『ダンデーな男はこうでなきゃ、いかん。』
と思いつつ、なんで一人だけマグカップ握りしめてるんですか、オレ。
背筋シャッキリ、それはまるで ”朝の歯磨きの図” ですよ。

この後、ダンデーになり損ねたオッチャンが
焼鳥屋に直行したのは、ごく自然な流れです。
             『マスター、熱燗ちょうだい、おっきい徳利でね!』