円形脱毛症の種類

円形脱毛症はヘアサイクルの成長期にある毛の毛母細胞が一気に死んでしまうことにより、ある部分の毛がまとめて抜け落ちます。円形に脱毛する事が多いため、円形脱毛症という名がつきましたが、必ずしも円形に脱毛するとは限りません。
円形脱毛症の症状には個人差があり、いくつかのパターンに分類されています。

『円形脱毛症の種類』

<単発型円形脱毛症>
単発型円形脱毛症は、円形脱毛症の中でも最も多くみられる症状で円形の脱毛が1~2ヶ所に起きるタイプです。

円の大きさは1cm程度から数cmまで様々で、ある日気がついたら、頭髪が円形に抜けていたという例が多いようです。男女ほぼ同率で発症が見られ、発症の年齢は子供から老人までと幅広いのが特徴です。単発型円形脱毛症のほとんどは
治療しなくても自然に治癒していきます。

<多発型円形脱毛症>
頭部の数カ所から数十カ所に円形の脱毛が出来ますが、単発型から進行する場合と最初から多発してつながり、広範囲に脱毛する場合とがあります。

<蛇行型円形脱毛症>
後頭部や側頭部の生え際が、帯状に蛇行するように脱毛する症状です。

<全頭型脱毛症>
「多発型円形脱毛症」が進行すると、頭髪のすべてが抜け落ちることもあります。数箇所に起きていた脱毛部が、次第につながっていき、やがて頭皮全体の毛が全て抜けてしまい、髪がなくなるという症状です(多発融合型円形脱毛症)また瀰漫性(まばら)に進行する場合もありますが、結果的には頭髪のすべてが脱落します。円形脱毛症患者の10人に一人位の割合で起こる症状で、難治性の脱毛と言われ、治療には根気が必要です。

<汎発性脱毛症>
頭髪だけでなく、眉毛、まつ毛、ひげ、わき毛、陰毛、その他すべての体毛が抜け落ちてしまう脱毛症で、最も重症の病型です。

※その他にも、円形脱毛症と間違えやすい脱毛症の種類があります。

トリコチロマニア(抜毛癖・抜毛症)と呼ばれるのがその症状です。

トリコチロマニアは、無意識のうちに自分で毛を引き抜いたりすることによって起きる脱毛症の種類の一つで、爪を噛んだりする「癖」のひとつですので円形脱毛症とは異なります。このトリコチロマニアの原因は、精神的なものではないかと考えられています。

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