世界は「使われなかった人生」であふれてる
沢木耕太郎 著
タイトルに引き寄せられるように、
思わず手に取ってしまった一冊。
もし、あの時こうしていれば今頃は…
そう考えることは誰にでもあるでしょう、
映画のストーリーにもよく使われる「ありえたかもしれない人生」
でも、実際には過去には戻れない、ほろ苦い想い出と空想の世界。
「使われなかった人生」とは、
”あの時自分はそれを選ばなかった、使わなかったのだ。”
と意識したとき、初めて存在するもうひとつの人生、らしい。
「使われなかった人生」とは、「使わなかった人生」であり
今からでも使う事のできる人生ということらしい。それは、現実的に未来に向けて、もうひとつの人生を選択できるということなんだろうか。
「使われなかった人生」
それは、誰にでも存在するもうひとつの人生、
”使う事”を選ばずに、
それでも心の奥に持ち続けているものはなんですか?