『LE GRAND BLEU』

何度も見たくなる映画ってありませんか?

この映画、DVDで何回も見てしまいます、
そして毎回引き込まれて行く…

それは、


リュック・ベッソンの『LE GRAND BLEU』

フリーダイビングの世界記録を競う
ジャックとエンゾ、そしてジャックに惹かれるジョアンナ、
シチリア、タオルミーナの美しい海を舞台に描かれた物語。

なんと言ってもこの三人が魅力的である。
ジャン・マルク・バール(ジャック)の少年のようなピュアなイメージ、

ジャン・レノ(エンゾ)の圧倒的な存在感、
イタリアの漁師町の男を出すため、少々筋トレしたらしい。

ロザンナ・アークエット(ジョアンナ)は、どことなくイルカに似ている、
笑い声まで。キュートである。

   (それと、脇役だけど、アンクル・ルイも大好きだ!)

美しい映像とユーモア溢れる演出で、この三人のキャラクターが
生き生きと描かれている。
そしてなによりも、エリック・セラの音楽が「グランブルー」のイメージを
作り出しているのではないだろうか。

この作品はラブストーリーとしてみると
ラストがかなり辛い、理解し難い。

だってジャックは人間よりもイルカに近い存在なのだから…
ジョアンナを残し、ジャックは一人夜の海へ
そして、どこまでも続く深い深い青の世界へ

「行きなさい、わたしの愛を見てきて…」
ジョアンナの言葉が悲しく響く。

海に魅せられた男は 人魚に逢えたのだろうか。

Le Grand Bleu/グラン・ブルー(グレート・ブルー完全版)

    <1988年/フランス・イタリア/167分>

*****ホームページCINEMAコーナーより転記*****