山の恵みとオヤジの健康

故郷から山菜が届いた。

恒例の ”春のたより” である、
毎年、この時期になると我が父親は山に行き、
こごみ やら、やまうど やら、いろいろな山菜を摘んでくる。
今は便利なもので、この山菜が『クール宅急便』で
とれたてのまま送られてくるのです。
食べ方としては、



茹でる。



てんぷらにする。
くらいしか出来ないんですけどね・・・

自然の香りと共に『春』をいただく、
東京に居ながらにして、故郷の山を感じる事ができる。
なんともいえない味わいですなぁ。


うちの父親も、今は元気に仕事をしているものの
過去に三度ほど大病をしており、「今夜が峠ですから、、、」と
親族が病院に集まって過ごしたこともあったっけ。

そんな父が、毎年春が来るのを待って山に行く。
仕事馬鹿で生きてきた父の、数少ない楽しみの一つなんですよね。
だから、この山菜には『父、この春も元気です』のメッセージが
込められているように感じるんです。
誰の手も借りずに ぐんぐんと育った天然物には、
力強い生命力が満ちていて、食べればたちまち元気になるよ。

来年も、再来年もそのまた先の、春が来るたびに
この山の幸を送って下され、オヤジ殿、
めったに帰らぬ道楽息子のために。