「円形脱毛症」と間違えやすい症状の中に「抜毛症」(抜毛癖・トリコチロマニア/ Trichotillomania)と呼ばれるものがあります。最近では、メディアでも取り上げられる回数が増え、知識としてご存じの方も多くなってきたと思います。
「抜毛症」(抜毛癖・トリコチロマニア/ Trichotillomania)は、自覚の有無に関わらず自分で毛を引き抜いたり、毛を根元で折ることにより頭皮が露出して円形脱毛症に似た状態になったり、極端に短い部分が出来るものです。
抜毛症は家庭環境や学校生活、友人関係における問題、例えば周囲の期待に応えられないなどの不安がストレスとなり、発症することが多いと考えられており、ストレスを和らげるひとつの手段として、抜毛してしまうというものです。
抜毛症の治療には、ストレスの原因となっている人間関係や問題となっている環境を理解、改善することが必要です。そして周囲の人間も一緒になり、心理的・精神的ストレスの解消に進んでいくことが重要です。
この「抜毛症」に悩む人にとって「美容室」に行くという事が、かなりハードルの高いものになっているのも事実です。
当店では安心して気兼ねなくご相談いただけるように、予約制でマンツーマンの貸し切り状態での施術を心がけております。
美容師は医師ではないので、出来る事は僅かかもしれませんが、美容室で髪を整えることでおしゃれを楽しみ、少しでも心の負担を軽くして頂ければ幸いです。