『おかゆいところはございませんか?』
この台詞、
美容室特有の言葉ですよね。
私も仕事上使っていますが
実を言うとこの言葉は、あまり好きではないのです。
アリナミンのCMで『その人の疲れに「お」をつけて、「さま」まで付けて』
という斉藤和義さんの素晴らしい歌詞を耳にして「なるほど~」と
頷いたことがあったけれど
痒いに「お」を付けるのは、いかがなものか……?
それよりも、せっかくシャンプーで気持ちよくリラックスして頂いているのに
いいところで声をかけてしまうのは、お邪魔じゃないかな?
でも、お客様の中には必ず確認して欲しいと思っている方もいらっしゃるので
やっぱり「おかゆいところはございませんか?」って伺うのが基本なんですけど
お客様が気持ちよく眠っている時などは
話しかけずにそのまま静かにしています。
お客様の気持ちを察しながら、臨機応変に対応出来たらいいなぁと思います。
かゆいところに手が届く、そんなふうに気のきく人間になれたらいいなぁ
(シャンプーだけじゃなく、全般的に。)そんな美容師を目指したいと思います。