習い事

この夏、
おもいきって「習い事」を始めようかと思います。

何を習うかというと、、、

「スペイン料理」
ではなくて、
「スペイン語」をあらためて頑張ってみようか、と思いまして、
某スペイン語教室に行ってみたんです。

受付で、
「スペイン語は初めてですか?」って聞かれて、

「いえ、15~6年前に、こちらに通っていたことがあるんですけど…」って言ったら、

「それじゃあ、入会金は結構ですので、」
ということになりまして、なんだかお得な気分です。

しかし、
このブランク、なんとしても埋めなければ。
入門グループレッスンからやり直して、一気に加速したい、
などと甘いことを考えながら、この夏、燃えてみたいと思います。

来年は「喋り」に行く、スペインに。
バルのオッチャンとお友達になりたいのさーー。

チキンのパエリャ(バレンシア)

やがてバスはホテルへと到着して、、
ここまでドライバーを務めてくれたステファンとも、ここでお別れだ。
なんだかいい奴だったな、また一緒にスペインをまわってみたいな。
「元気でね、ステファン」
この日はバレンシアのホテルで一泊して、
翌朝には次の目的地、グラナダを目指します。
と、いうことはバレンシア観光は無し、というわけですか?、、、あれ?

気を取り直して、

さて、バレンシアといえば、オレンジ! も有名ですが、
ここはパエリャ発祥の地でもあるんですね、、
日本では、海老やムール貝の乗ったシーフード・パエリャがおなじみですが、
元祖バレンシア風パエリャは、ウサギ、鶏肉、蝸牛!などがメイン。
野外で、オレンジの木を薪にして作ったりするらしいですよ。

ということで、
バレンシアの夕食はチキンのパエリャが用意されていました♪
サラダを食べながら待っていると、
(ドレッシングは、オリーブオイル、ビネガー、塩、でお好きなように。)

出てきました、
(でっっかいんですけどもー、)

盛りつけも豪快で、ワクワクします。
(なんとなく朝日が登って来た雰囲気ですが、夜の8時頃だと思います)

本場のパエリャ(?)はオリーブオイルたっぷりで、
少しベタっとしていたので、オリーブオイルが苦手な人はダメだったみたい、
僕はもちろん完食して、残した人の分までいただきましたけどね。
みんなでワイワイ食事をしていたら、翌日からのドライバーを務めてくれる
「ロヘリオ」が挨拶にきていて、添乗員さんと明日の打ち合わせをしていました。

ロヘリオはグラナダ出身で、背の高いセニョール。

前日にわざわざ挨拶に来るとは、なんて真面目で律儀な人なんだろう!
と思いましたよ、、この時は、
この時だけは、ね・・・              (つづく)

バレンシアの青い空、「ステファン号」は行くよぉ~~

バルセロナを後に、バスはバレンシアをめざして走ります、
ああ、さようなら。サグラダ・ファミリア~~!

バルセロナの街を走っていると、バイクの数が多いなぁ、と思います。
車の間をビュンビュンとすり抜けて行きますよ、
おおらかに見えるスペイン人も、都会では案外せっかちなのかもしれませんね。

ここからバレンシアまでは368km、約5時間の走行です。

バスでの大移動については、乗り物酔いがホントに心配で、
”酔い止め”を毎日飲んでいたのですが、前の方の座席に座らせてもらったりして、
幸い気分が悪くなることも無く、スペインのダイナミックな景色を楽しむことが
できました。
この国は太陽の光が違うので、美しい風景が一段と鮮やかに映し出されます。
雲の色だって、(写真ではわかりにくいのですが、)白い雲が、
鮮やかな水色に見えたりするんです、、、↓

この辺りは緑も多く、

ときおり海が見えたりして、寝ている暇がありません。
(旅行中、バスの中では常にカーテン全開で景色を眺めていましたけど。)

この海は地中海、遥か向こうにはマヨルカ島なんか、あるのかな?

走行中、ローマ時代の水道橋が見えて来ました。
バスの窓から、遠くに見える水道橋をカメラで狙っていると、
なんと、
ドライバーの「ステファン」がバスを路肩に止めてくれたんです。
そしてバスを降りると、みんなを眺めのいい場所へと案内してくれました、
けもの道を抜けて。

ありがとう、ステファン!
君って優しいんだね、、
ぽっちゃり体形のステファンが格好良く見えました。

バスの旅では、途中、途中でトイレ休憩をとらなければいけません。
ドライバーだって、安全運転のためには休憩が必要です、
みんながお土産屋さんを眺めている間、ステファンは
つかの間の休息を楽しんでいました。

コーヒーと、甘そうなタルトのようなものをつまみながら。

僕もコーヒー大好きなので、短い休憩でもつい頼んでしまいます。
お気に入りは「カフェ・コルタード」という、ミルクがちょびっとはいったもの。
スペインのコーヒーには大きな砂糖が付いて来るのですが、
それを、こちらの人は豪快にドバっ、と全部カップに入れて
かきまぜずにキュッと飲んでしまう。

後には砂糖が溜まっているんですけどね、、、
いやなんとも粋に見えるんです、その飲みっぷりが。
美味しいコーヒーで一息ついていると、
ステファンの所へ添乗員さんがやってきた。
なにやら気分が悪くなった人が出たらしく、
スーツケースの中の何かを出したいので、
バスの扉を開けて欲しい、ということらしい。

ステファンはにこやかに返事をして、タルトを頬張りながら出て行った、
「あー、お疲れさま、ステファン。がんばれ~」

しばらくして、バスの所へ戻ると、メンバーの何人かが日陰で休んでいた。
日向はジリジリと焼け付くような暑さでも、日陰に入るとひんやりと涼しい、
でも、
やっぱりこの力強い日の光を、できるだけ浴びていたい気持ちもあって、
僕は日向に出て思いっきり背伸びをしてみた。

バレンシアの、どこまでも青い空が気持ちいい。
ステファンも両手を広げて言う、
「これが、バレンシアの天井さ、」

いや、単純に「バレンシアの空」と言ったのかもしれないけど、
そのときの僕は、天井と思い込んでいた。
(だから、なんだか空が近くに感じたりして)

バレンシアの人の頭上には、常にこの大きな青い空がある、
昼も、夜も。
「だからこの土地の人は、おおらかで優しくなれるのかな、」

ぽっちゃりステファンの笑顔をながめながら、
そんなことを考えていたのでした。
「さあ、目的地までもう少しだよ、 Animo、 ステファン!」

ゴシック地区 (バルセロナ)

グエル公園を見た後は、パックツアーのお約束、
免税店へと連れて行かれたんですね~。
でも、革製品とかブランド品にはまったく興味が無いので、
近くにあるカテドラルに行ってみました。

ああ~、只今改装中。

で、行ってから思い出しましたよ、
「ここは、前に来たことあるぞ、」
前に来た時はここで、地元の人たちが輪になって踊っていたっけ。
「サルダーナ」というカタルーニャの踊り、
輪になって繋いだ手を上にあげて、
片足をぴょん、っと上げたりして、、
なんとも可愛らしい踊りなんですよ~~

もう一度見たかったなぁ。
『Mercat de Sant Josep』という大きな市場も近くにあったんじゃないかな?
行ってみたいけど、このツアーは とてもタイトなスケジュールなので
バルセロナでの自由行動は無しなんですね、残念でたまらない。
また絶対来るぞ、バルセロナ。

続いては、この旧市街・ゴシック地区の裏路地を通って
『ピカソ美術館』に向かいます。

狭い路地もなかなか歴史を感じさせて、いいもんです。

あ、虹が出た。

ピカソ美術館の前でもギターを弾いている人がいて、
細い路地にいい音色が響いていましたよ。
スペインの風景にはギターの音色が似合いますね、
とても心地よかったです。
(曲目は「One Note Samba」で、ブラジリアンな気分でしたけども)

さて、バルセロナの観光はこれで終了、
この後「タパス」をつまんでから、バレンシアへ向けてバスの旅は続くのでした。

グエル公園 (バルセロナ)

サグラダ・ファミリアと並んで、ガウディの代表作として知られているグエル公園。
ここはもともとは、分譲住宅として計画され、
後に市の公園として寄付されている。
1984年にユネスコの世界遺産に登録された『アントニ・ガウディの作品群』の1つである。

実は、以前ここを訪れた時はちょうど改修工事中で、
モザイクのベンチ部分は、フェンスで封鎖されていて座れなかったのです。
今回どうしても訪れたかった場所でした。

力学的にも計算された曲線が作り出す美しいフォルムと、モザイクタイルの色鮮やかな世界。
こんなに素敵な造形が街の中にとけこんで、人々の生活空間の一部となっている。
素晴らしいことだなぁ、と思います。

この日は晴天に恵まれ、遠足に来ている子供達もたくさん、

木陰でギターを弾いている人がいたり、
曲目が『アルハンブラの想い出』でガッカリ。
(場所が違う~、完全にウケ狙い)

パフォーマーも頑張って稼いでいます。
(警官の警告にも挫けずに続けますよ)

サグラダ・ファミリアからの眺め (バルセロナ)

バルセロナの観光はまず、バスの車窓から町並みを眺め、

カサ・バトリョ(Casa Batlló)

カサ・ミラ(Casa Milá)
を回り、バルセロナのシンボルとも言えるサグラダ・ファミリアにやってきた。

この建物はまだまだ建設途中、建築現場の中を見て回るようなものだ、世界的に有名な建物の中で
建設に携わる人達が、雑誌を眺めながらのんびりとランチをしている。
こんな姿まで包み隠さず見せてしまうところが、この国のおおらかさ、力強さなのかも知れない。

塔の中にはエレベーターが設置されていて、楽に登ることができる。

塔と塔を繋いでいる通路に立つと、なんとも心地よい風が吹いてくる、
長い年月をかけて少しずつ成長を続けている石の塔、ひんやりとした石の感触を確かめながら
眺めていると、まるで時が止まったかのような錯覚を覚える。
次々と足早に通り抜けていく人達を横目に、バルセロナの街をずっと眺めてたいと思った。

ガウディの街へ (バルセロナ)

バルセロナ空港には湿った風が吹いていた、
前日まで、雨が降っていたらしい。

湿った空気が強い風に巻き上げられて吹き付けてくるけど、
不思議とべたついた感覚は無い、日本の空気とは全然違う感覚。
スペインと言ってもその土地は広く、バルセロナは いかにもスペインという気候とは
少し違っているのだろうか? こんな曇り空も意外とこの風景に似合っているように思えてくる。

とはいえ、翌日からの天気は一変して、まさに夏の日差しが続くこととなるのだけれど、、、
バルセロナ観光と、バレンシアまでのバスを運転してくれるのは、
『ステファン』という少しコロっとした、とても陽気なセニョールだ。
このステファンをはじめ、スペインの人は基本的に皆親切なように思える、
ただ、日本人のように愛想をふりまくという習慣は無いらしく、
レストランの店員などはぶっきらぼうだったりもするが、
ちょっと話しかけてみると途端に陽気な答えが返ってくる。

やはり外国に来たら、その国の言葉を片言でも使って、
その国の懐に飛び込んでみる、ということはとても大切で楽しい事だと思う。

さて、明日からはいよいよガウディを訪ねるのだ。

ホテルの前。(湿った感じ伝わりますか、、、)

ホテルのシャワーヘッド。
2m50cm位?
ありえない高さ、しかもサイドからお湯が吹き出すし。

バルセロナに向かって「D63」へ急ぐのだっ、

飛行機はアムステルダム上空で旋回を繰り返し、予定より少し送れて着陸した。
ここから小型機に乗り換えてバルセロナへと向かうことになっているのだが、
乗換え時間に余裕は無く、セキュリティーチェックを急いで通り抜ける。

久々の団体行動がなんだか新鮮な感覚です。
全員がそろわない事には次に進めないという、なんとも
もどかしい感覚だけど、ちょっとしたゲーム感覚で面白い。

『乗り継ぎのゲートはまっすぐ進んで、一つ上の階ですので先に進んで下さい。』
添乗員さんはそう言って、最後尾の人達の様子を見に行った。
添乗員さんも大変だ、一人で25人を、
それも入国審査でかなりバラケてしまった人達を
まとめなくてはいけないんだから。

とりあえず、早めに出てきた人達と「D63ゲート」へ向かう、

が、

おじちゃん、おばちゃん達は表示も見ずにどんどん進むのね。
「あー、ここ、ここ。このエスカレーターの上じゃないの~?」

(いや、多分違うと思うから。)

「D63」って表示どこにもないから、、、
あぁぁ、行っちゃった。
しょうがなから付いて行ったけど、案の定戻る事になりまして、
うろたえる 東洋人御一行様。

こういうときはインフォメーションできいたほうが早いよね、
ええと、なんて言うんだっけイングリッシュだよね、アムステルダムって何語圏?
そういえば、機内アナウンスで「D63」のことを「デルタ63」って言ってたな、
こんな時に変な好奇心が出るんですよね、

よぉし、チ、チャレンジだっ、、
『whe,,,Where is the gate デルタ63?』

へっ?くるっとまわって後ろのエスカレーター、ですか。サンキュー♪
なんだか通じたみたい。外国語って通じると面白いよね、もっと話せたらなぁ~

とにかくゲートへ急ぎましょう、
今日の目的地、バルセロナはもうすぐそこに。

行きの飛行機では、希望通り窓際の席に座ることができたんですけど、
小型機の窓際はかなりスリリングなんですよね、鳥肌モノです。
昔乗ったイベリア航空では、座席がガタガタしていてシートベルトの意味が疑わしかったけれど、
今回のKLMオランダ航空はそんなことも無く快適。
ただ、シートベルトの解除が早すぎるような? まだ、上昇体勢なんだけど、いいの、、?

窓の外に飛行機の翼が見える、ペラペラのトタン屋根のようにも見えてくる。
こんな鉄の塊で、空を飛ぶ人間って、やっぱり不思議。
そんな事を考えている間に、飛行機は「バルセロナ・エル・プラット空港」に
無事、着陸したのでした。

飛行機にのって

久しぶりの海外旅行、なんてったって15年ぶり、
「ユーロ」使うのも初めてだし、
パスポートだって全然汚れてない。
ちょっとドキドキしながら出発の朝を迎えました。
出発に遅れてはいけないと思って、かなり余裕を持って家をでたら
時間が余り過ぎて、東京駅でコーヒーを飲み、成田でまたまたコーヒータイム。
おかげですっかり目が覚めました、、
成田に着いてから、いくつか忘れ物をしてきたことに気づきまして、
ユーロを持ち歩くためのお財布を買い、
パソコンのLANケーブルを買い、
ついでにサングラスも買ってみました。
成田って、いろいろ揃ってるんですね、素敵!

(一番の心配事 = [乗り物酔い対策]は、しっかり二箱持参したんですけど、)

その後、もろもろの手続きを済ませて飛行機に乗り込んだ訳ですが、
この時点ではまだ、他のツアーの方々も混ざっているので、
どの人が一緒に旅をするのかは、わからないんですねー

それでは、のんびりと空の旅を楽しみましょうか、、、

機内食はこんな感じで、、

ちなみに二度目は、こちら。

ワインなどもいただきながら、

「もうヨーロッパ入ったんじゃないかい?」
と思っていたら、

< 只今、ノリリスク上空。>

う~ん、まだ半分までも来てないんですね、、

やっぱりエコノミーは狭いですね、
(あ、エコノミーしか乗ったことないですけど)

クッションを腰に当てたり、首に当てたりして体勢を変えてみても
だんだんしんどくなってきたぞ~~。
 
映画を見ようと思いまして、
ジョージ・クルーニーの「フィクサー」やってたので。
でも、見始めたらなんだか集中できなくて、気持ち悪くなりそうだからやめました。
ジョージ・クルーニー好きなんですけどね。

飛行機の窓から外を眺めているのも気持ちいいもので、雲の切れ間から、時々陸地が見えたりして、
グーグルアースを眺めているみたい。

”鉄の翼”に乗って、11582m上空を894km/hで移動中。

よくよく考えると凄いことだ。
(翼の上にゴブリンが見えませんように…)

すぺいんかぶれ

皆さんは海外旅行から帰ってきたら、まず何を食べたいですか?
お寿司、ラーメン、日本蕎麦、、
それとも白いご飯にお味噌汁?

「やっぱり和食が落ち着くね~」ってなる人が多いのかな?

ワタクシ、帰国翌日にして『パエリャ』作ってみました。
バレンシアのホテルででたパエリャが、見た目は豪快でよかったものの、
お味がね、いまいちで、
そんなこともあって、今日の晩飯は「チキンのパエリャ」と「サングリア」に。

パリパリの仕上がりを狙って、ちょっとおこげ付き、
おいしいよ。

ニンニクをオリーブオイルで炒めて、

サフランはお湯で香りと色を出し、

そしてお米は十字を切って入れる
(アーメン、)
味には関係ないけどね、、

サングリアはこのまま一日置いた方が
オレンジの風味が馴染んで美味しいのだけれど、
酒飲みはそこまで待っていられないんです~~。

3時間程度で飲み干してしまうのだな、、あ~もったいない。

※ サングリアは、オレンジやレモンを輪切りにして、ピッチャーに入れ、

 その上にグラニュー糖をまぶして2時間くらい置く。そして赤ワインを注ぐ。

 隠し味にピーチネクターを入れると
 まろやかさアップ!※

スペインでの楽しい日々を思い出しながら、ほろ酔い気分ですな、、