にせものが「グーラス」で、ほんものが「アングーラス」

¿Las gulas no son angulas?
La angula es el alevín del pez anguila,
la gula es un sucedáneo de ella elaborado con surimi a base de Abadejo.

pero,no distingo el original de la imitación.
porque…
先日ふらりと立ち寄った輸入陶器のお店
お皿を買いに行ったのだけれど、店の片隅にある輸入食材のコーナーがとても気になって。

スペイン製のスパイスやソース、缶詰や瓶詰めにされた”つまみ”類。
おお、こんな所で売ってたなんて、、

       中でも目を引くのはコイツ↓

瓶の中でオイル漬けにされたニョロニョロ、
「こ、これはアングーラス(うなぎの稚魚)ではないの??」
うなぎの稚魚を束にして、
ピリ辛オリーブオイルでグツグツして食べる 超高級おつまみ!

いや、違った、『グーラス』って書いてある。

『アングーラス』ではなくて『グーラス』
鱈のような魚をベースに作られた”すりみ”を「うなぎの稚魚」の形にしたものらしい、
要するに、ニョロニョロした蒲鉾なんだな。
(細かく作られた偽物なんですね。目もちゃんとあって、よく見るとグロいぞ鰻ちゃん)

試しに食べてみました、

(↓ニョロニョロ系苦手な方、スクロール注意です!!)


瓶からドボっと出て来た時にゃ、正直鳥肌立ちましたから、、、

『グーラス・アル・アヒージョ』
う~ん、何だろうコレ?
微妙な食感、
本物のアングーラス食べた事無いから、
どの位、良く出来ているのかわからないし。

ちなみに「本物」は100gで¥8,000だってーー!
レストランで頼んだら、いったいいくらになるんだろうか?
一度は食べてみたい、本物のアングーラス。

※「かまぼこ(すりみ)」はスペイン語でも「surimi」と言うらしいです。

と、言う事は、かまぼこの技術は日本から伝わったのではなかろうか、
凄いぞニッポン!と妙な所で感動してみたり、、、

白い村 Mijas(ミハス)

真っ白な壁に赤い花、
スペインの風景として良く知られている「白い村」

costa del sol (太陽の海岸)を見下ろす山の中腹にあるミハスも
そんな白い村の一つ。

地中海の向こうはアフリカ大陸!
(見えるかな~)

小さな闘牛場

地図に頼るよりも、本能のまま
ぶーらぶらと、観光客のいない裏道を歩きます。

              白く塗られた壁は、この土地の強い日差しを反射して
              少しでも家の中を涼しくしようと考えられた生活の知恵なんですね。

小さな市場。
こういう土地の人の生活感が漂う場所が好きです。

土産物の店はにぎやか

             ろば、ろば。

ロバ、、、

                馬も。

ホテル『アベン・ウメヤ』(グラナダ)

グラナダで宿泊したホテル『アベン・ウメヤ』

この旅行中、一番古いホテルだったんじゃないだろうか?
古くて、設備もイマイチ充実してないんだけれど、
(シャワーカーテンなんか突っ張り棒でぶらさがってたし。)
でも、
雰囲気は一番印象的。

イスラムチック?な部屋のインテリアがなかなか良い。
新しいホテルにはこの雰囲気は出せないんだろうな。

古いものには、古いものなりの良さがある。
シャワーが固定式でも平気、備品のコップが足りなくても平気。
ただ、
一つだけ困ったことがある。

それは、
廊下の照明が『人感センサー』でON/OFFすること、、、
    (なぜだか ここだけハイテク!)

この日、僕が泊まった部屋は、長ーーーい廊下の突き当たり、
ロビーから一番奥の部屋。
一度部屋に入ってから、ロビーに行こうとしてドアを開ける、
廊下は真っ暗だ。
廊下に出ればセンサーで照明が点くはず、
部屋の電気を消して、廊下に出る、と。
そこは暗黒の世界。

5~6メートル進まないと明かりが点かないんだな、
      (全然ハイテクじゃない!)
何度コケそうになったことか・・・

※ このホテルに泊まるときは、懐中電灯が必需品!

『アルハンブラ宮殿』(グラナダ)

さて、いよいよグラナダへと、

ホントに。

早速『アルハンブラ宮殿』へ行ってみましょう。

『アルハンブラ』の名の由来は
『アル・カルア・アルハムラ』
(アラビア語で”赤い城”の意味)
スペイン語読みでは「アルハンブラ」ではなく「アランブラ」

まずは、「ヘネラリフェ/Generalife」

「ヘネラリフェ」とはアラビア語で
“天の楽園”
または“すべてを見尽くす者の住む楽園”
との意味も。

アルハンブラよりも一段高い丘の上にある「ヘネラリフェ」は、
1319年に、ナスル朝グラナダ王国イスマイル1世によって
夏の離宮として建設された。
美しい庭園と泉との調和がみごとでした。

『アセキアのパティオ』

続いて
『カルロス5世宮殿』
ミケランジェロの弟子、ペドロ・マチュカの設計。

アルカサバ(城塞)越しのアルバイシン地区

いよいよ『ナサリーエス宮殿/Palacios Nazaries』へ。

入り口の床にはザクロ(グラナダ)の模様。

入ってすぐ、『メスアールの間/Sala del Mexuar』

『コマレスの塔/Torre de Comares』の入り口の装飾

『大使の間/Sal??n de los Embajadores』
ここはイスラム教国最後の王ボアブディルが、
グラナダの明け渡しを決定して宮殿の鍵を渡した部屋。

『アラヤネスのパティオ(天人花の中庭)/Patio de los Arrayanes』
後ろに見えるのは、コマレスの塔

『ライオンのパティオ/Patio de los Leones』
ここが、たぶんアルハンブラの中で一番知られている風景なんじゃないかと
思います。12頭のライオンが円形にならぶ「ライオンの噴水」

しかし、、、

ライオンが居ない!

(只今、修復中なんです。)

これは、ある意味貴重な写真かもしれません~~

↓(本来はこんな感じ。またしても古い写真登場)

ライオンを囲んでいる大理石の柱は124本、
ハスの花をかたどってあり、アラブらしい造り。

『二姉妹の間/Sala de las dos Hermanas』と
『アベンセラーへスの間/Sala de los Abencerrejes』は、
天井を覆う無数の鍾乳石状の繊細な装飾「モカラベ」が見事です。

『二姉妹の間』の天井

『アベンセラーへスの間』の天井

「リンダラハの中庭」

結婚式もやってます。
映画のワンシーンみたいですね。
(リンダラハの出窓)

『王妃の糸杉の中庭』のタイル

Anteayer fui a la escuela de española.

スペイン語教室に行って来ました、
と言ってもまだ体験レッスンを受けただけなんですけどね。
受講することは決めていたんですけど、その前に無料お試しみたいな感じで
受けられるので行ってみました。
結果はですね、、散々でしたね~、

¿ Hablas español?(スペイン語を話しますか?)
って聞かれて、ついうっかり
Hablo un poco de español.(少し話します)
なんて言っちゃったもんだから大変。

せめて un poquito.(ちょびっと)くらいにしとけば良かった...

頑張ります!

当日、一緒にレッスンを受けていた方が、とっても熱心で前向きな方で、
ものすごくパワーを頂いた感じです。
お話を伺ってみると、これからスキルアップのために
大きな目標に向かっているそうで、スペイン語もそのために学んでいるらしい。

自分の目指すものに向かって、妥協せずに進んで行く姿って魅力的ですね。

あっ、負けてはおれませんね。

一時間ほどのレッスンも、あっというまに終わってしまいまして、
やっぱりスペイン語って楽しいなー、と、あらためて実感したのでした。
スペイン熱はまだまだ加熱するようなので、
しばらくは暑苦しい話が続くと思います、
どうかご容赦願います~~。

とりあえず腹ごしらえを

さて、いよいよグラナダへと、
行く前に腹ごしらえなんですよ。
なかなか観光名所までたどり着けません、が
ちょっと寄ったレストランやカフェが意外と印象に残っていたりするんですね。
旅の想い出って、どこに転がっているかわかりませんね~
で、
バスは丘を登ってこの↓かわいいレストランを目指します。

 

ほら、
こんなに、
メルヘンチックなレストランで、
ガスパチョ。

みんなニンニク臭くなっちゃうよ。

食事の後は外に出て、のどかな風景を楽しみます、
「あれはオリーブの木」、「あっちはアーモンドの木」というふうに
添乗員さんがみんなに説明していたり、添乗員さんも解らないときは
ロヘリオに教えてもらったり、
で、

添乗員さん:「これは何の木??」
ロヘリオ :「これはBellotaだよ。」
添乗員さん:「ベジョータ?ってなぁに??」
僕も横でなにげなく聞いていたんだけど、始めピンとこなくて
ベジョータって何だっけ?なんて考えているうちに、
ロヘリオと添乗員さんは筆談開始、なにやらノートに書いているロヘリオ。
あ、思い出した。
Jamón ibérico de bellota のbellotaは「どんぐり」だよね!
(↑ドングリを食べて育ったイベリコ豚の生ハムだから)
連想ゲームのようなことをしながら、やっと単語を思い出す、、あ~あ。
ちょっとスッキリしてロヘリオの書いたノートを覗き込むと、
「bellota」→「Fruits nuts」 と書いてある・・・?
ロヘ、どんぐりって美味いの? フルーツだったの?
(木になるから一応フルーツなのかなぁ?)

近づくと、ちゃんと座ってポーズをとる犬。かわいいです。

うまいものみつけた

今ハマっているお菓子、というか
これはもう、主食級。

ARGENTE-『PAN AL JAMON Y TOMATE』
(ハム&トマト風味スナックブレッド)

パン・コン・トマテをフリーズドライした感じなんだけど、
ラスクともまた違って、サクサク旨い。

もうパンそのものの美味しさが、袋を開ければすぐそこに!

いや~、たまりません・・・
<原産国/スペイン 輸入者/株式会社 大和物産>

「Let It Be」が染みるねぇ、

休憩を終えてバスに戻ると、ロヘリオがカーステレオに
CDをセットしているところだった。

私:「それ何?」

ロヘ:「ビートルズさ、スパニッシュギターの。」

へぇ~、スパニッシュギターが奏でるビートルズナンバーか、
ロヘリオはビートルズが好きなのかな?
まもなくバスは走り出したけど、そろそろ皆さんお疲れモードで
何となく静かな車内。
エンジンとタイヤがゴーっと低い音を響かせている、
窓の外には乾いた大地が広がっている。

ぼんやりと外を眺めていると、ビートルズの『Let It Be』が聴こえて来た。
スパニッシュギターの、どこか悲しげな、
それでいて 温かく包み込むような音色が染みてくる。

頭の中で歌詞を思い出しながら、
乾いた大地にしっかりと根を張っている木々を見ていた。

どんな環境でも順応する術は必ずあるということか、、
過去を振り返ったり、どうにもならないことを
くよくよと悩むより、今、そしてこれから何をしたいのか。
今置かれた位置にしっかりと根を下ろし、そのままの自分を受け入れる。

心のおもむくままに進んでいけば、
いつの日か、それまでの行動が一直線に繋がって見えてくるような気がする。
流れに逆らうのではなく、流されるわけでもなく、
自らの意思で流れて行く。

このツアーで知り合った仲の良いのご夫婦だって、
今までには「どうにもならないこと」をいくつも乗り越えて来たのかもしれない。
新婚さんのお二人だって、力をあわせて乗り越えなければならない事が、
これから先に起こるかもしれない。
「どうにもならないこと」を乗り越える術、、、『Let it be.』(なすがままに/そのままに)

♪~and when the broken hearted people Living in the world agree,
  There will be an answer  「Let it be.」
こんな荒々しい景色の所で かけるなよ、、ロヘリオ。
ナイス選曲、過ぎるぜ~。

そういえば『Let it be.』ってスペイン語では
なんて言うんだろう?

「そうだ、あとでロヘリオに聞いてみよう。」

グラナダまでは遠いのだ

さて、まったく観光もしていないバレンシアを後に
グラナダへ向かう朝がやってきた。

昨日、添乗員さんと打ち合わせをしていた「ロヘリオ」もスタンバイOK!
頼もしいなぁ、なんて思っていたら、

この朝やってきたロヘリオは
『今日は空港に行くのかい?』ってマジできいてきたらしい。
前日の打ち合わせは全く記憶に無いようで・・・
(今日はセニョ~ルの故郷グラナダに行くんだからーー)

あぁ、ロヘリオったら、ずっとこんな感じで最終日まで。
微妙にピントずれたまま、マドリッドまでお世話になりました。
さて、バスは順調に走り続け、
地中海沿いのルートから、しだいにシェラ・ネバダ(山脈)の
方角へと進んで行きます。

目の前に山が見えてきたりしますが、

これはシェラ・ネバダじゃないよ、
とロヘリオが言ってました。(シェラ・デ・マリアって言ってたかな?)

そして、またしても休憩タイムにはコーヒーを飲む。
これはカフェ・コン・レチェ(カフェオレ)

休憩のたびに飲んだり食べたり、
スペインは美味しいものが沢山あるから、いろんな所でちょっとつまんでみる。
写真は無いけど、ポテトも食べたしボカディージョも食べた、
タコのガリシア風(マリネ)に夢中になって
バスに乗り遅れそうになってたり・・・(内緒だけど)

食いしん坊万歳!

ハモン・セラーノはいろんな所にぶらさがってますね。
(本気で持って帰りたかったです、3本位。)

まだまだバスの旅は続きます。
バスの旅ばっかり書いて、観光スポットにいくまでに
力つきるかもしれません。

夏の冷たいスープ

スペイン通のお客様から「ガスパチョ」を頂きました。

ガスパチョ〔Gazpacho〕は、主にアンダルシア地方で食されていた
冷たい野菜スープで、暑い夏の栄養補給にバッチリです。
(暑くて食欲の無い時にも良いですが、梅雨のだる~い時期にも良いですね)

にんにくが入っているので、臭いには要注意ですが、
この瓶詰めのガスパチョは、そんなに気にならないみたい。
ズッキーニやパプリカをトッピングして、美味しくいただきました!
ごちそうさまでした~~