もうすっかりお正月気分抜けてますよね、、
でもまたお正月の話でーす。独り言のように書きますねー。
日付は１月２日までさかのぼりますよ。
その日の朝、朝寝坊を決め込んでいたところに携帯メールが届いたんです、
故郷の友人から。
『10:28に東京駅に到着して、その足で皇居一般参賀に
顔出そうと思うのですが、付き合わない？忙しいかな？』
「オーケーオーケー、忙しくなんかないさ、東京案内まかせてよ～～」
と、メール返信したのは”夢の中”だったな・・・
慌てた。 慌てて東京駅に向かいながら思った、
「なんで皇居？ 一般参賀って、、面白いのか？」
もちろん行った事など無いし。
東京に二十数年暮らしているけど、まったく無縁のものだと思っていたし、
皇居って、どこから入るのかわかんない。
さあ、人生初の『新年一般参賀』どうなることやら。
＜東京駅、銀の鈴にて待合せ＞
友人夫婦と合流。
「やあ、久しぶり～」
友人の持っていた”るるぶ東京ガイド”を奪い取り、
さりげなく皇居の位置をチェックする。
どうやら東京駅から徒歩圏内らしい、、
とりあえず改札を抜けようと思い、先頭に立って友人達を案内したんだ。
もうすっかり東京人だからね、何でも聞いてー。
「東京じゃ、PASMOってカードで簡単に乗り換え出来るんだぜ、
ほれ、こうやって ピッ、て．．．」
[キンコーン♪係員にお知らせ下さい、係員にお知らせ下さい～♪]
やべぇ、後頭部に熱い視線を感じます、行列の先頭になってました。
「・・・・ごめん、先に出てて・・」
このあたりからすでにアウェーの洗礼を受けていたんだな、
丸腰で敵地に投げ込まれた気分。
改札を出て気がついたんだけど、東京駅って初めて見た、外から。
東京駅の外に出たこと無かったみたい。
そこには見知らぬ街が広がっていたね、
嗚呼、”おのぼりさん三人組”って感じ？？
だよね～～
よく見ると、一つの方向に人が流れていってるじゃない？
『時には流されてみる』そんな潔さも必要なんじゃないかい？
そして流れに身を任せる三人。
なんとかたどり着いた皇居前、厳重なボディチェックや持ち物検査を通り抜け、
やっと敷地内に入る事ができた。
と思ったら、約一名警官に連行されている、、、我が友よ、、
あえなく荷物没収（一時預かりなんだけどね）、やはり我が友だけに
挙動不審だったらしいね。
広～い敷地内をずいぶん歩いて『長和殿ベランダ』前まで来たんだけど、
新年の挨拶は、あっという間に終わったなぁ、
なんだかこの場所に居ることに凄い違和感があって、”日の丸”なんか絶対振れなかったですよ。
でもね、天皇さまのいい笑顔は写真におさめてきましたよ♪
天：「今年もよろしくね～、てへっ,」
・・・不謹慎で申し訳ございません・・・
その後、友人の宿泊先のある上野に移動して、お昼ご飯を食べようという事になったのですが、
ここもまたテリトリー外、「老舗のとんかつ屋」を捜して歩き回ることに…
歩いて歩いて、地下鉄に乗ってまた歩いて、たどり着いたらお休みでした。
上野で遭難、東京砂漠で餓死寸前の三人組、嗚呼～。
三人の珍道中はこの後も、まだまだ続いたのでした。
そして大都会東京は、容赦ないボディブローを繰り出し続けるのでした。
（六本木ヒルズだったら完璧に案内出来たんだけどね、
翌日の「はとバスツアー」で行くんだってさー）
