雨ばっかりじゃん、、

今日はまたこの風景を見に行こうと思っていたんですけど、

Parece que va a llover,la lluvia est?? aqu??.
Sigue lloviendo durante d??as, y ha empezado a hacer fresco,??no?

El verano ya est?? terminando.
Desear??a ver el mar una vez m??s antes de despedirme del verano…

All??,??qu?? tiempo hace?

こちらは今にも降り始めそうな空模様です、
雨の日が続いて、肌寒くなってきましたね。

もう夏も終わりなんでしょうか?

夏が終わる前に、また海を見に行きたいなぁ、と
思っていたのですが、この天気ではね、、、

もう一度くらい、カーーっと暑い夏が戻ってきませんかねぇ、
なんとなく物足りない感じなんですけど。

白い村 Mijas(ミハス)

真っ白な壁に赤い花、
スペインの風景として良く知られている「白い村」

costa del sol (太陽の海岸)を見下ろす山の中腹にあるミハスも
そんな白い村の一つ。

地中海の向こうはアフリカ大陸!
(見えるかな~)

小さな闘牛場

地図に頼るよりも、本能のまま
ぶーらぶらと、観光客のいない裏道を歩きます。

              白く塗られた壁は、この土地の強い日差しを反射して
              少しでも家の中を涼しくしようと考えられた生活の知恵なんですね。

小さな市場。
こういう土地の人の生活感が漂う場所が好きです。

土産物の店はにぎやか

             ろば、ろば。

ロバ、、、

                馬も。

ホテル『アベン・ウメヤ』(グラナダ)

グラナダで宿泊したホテル『アベン・ウメヤ』

この旅行中、一番古いホテルだったんじゃないだろうか?
古くて、設備もイマイチ充実してないんだけれど、
(シャワーカーテンなんか突っ張り棒でぶらさがってたし。)
でも、
雰囲気は一番印象的。

イスラムチック?な部屋のインテリアがなかなか良い。
新しいホテルにはこの雰囲気は出せないんだろうな。

古いものには、古いものなりの良さがある。
シャワーが固定式でも平気、備品のコップが足りなくても平気。
ただ、
一つだけ困ったことがある。

それは、
廊下の照明が『人感センサー』でON/OFFすること、、、
    (なぜだか ここだけハイテク!)

この日、僕が泊まった部屋は、長ーーーい廊下の突き当たり、
ロビーから一番奥の部屋。
一度部屋に入ってから、ロビーに行こうとしてドアを開ける、
廊下は真っ暗だ。
廊下に出ればセンサーで照明が点くはず、
部屋の電気を消して、廊下に出る、と。
そこは暗黒の世界。

5~6メートル進まないと明かりが点かないんだな、
      (全然ハイテクじゃない!)
何度コケそうになったことか・・・

※ このホテルに泊まるときは、懐中電灯が必需品!

『アルハンブラ宮殿』(グラナダ)

さて、いよいよグラナダへと、

ホントに。

早速『アルハンブラ宮殿』へ行ってみましょう。

『アルハンブラ』の名の由来は
『アル・カルア・アルハムラ』
(アラビア語で”赤い城”の意味)
スペイン語読みでは「アルハンブラ」ではなく「アランブラ」

まずは、「ヘネラリフェ/Generalife」

「ヘネラリフェ」とはアラビア語で
“天の楽園”
または“すべてを見尽くす者の住む楽園”
との意味も。

アルハンブラよりも一段高い丘の上にある「ヘネラリフェ」は、
1319年に、ナスル朝グラナダ王国イスマイル1世によって
夏の離宮として建設された。
美しい庭園と泉との調和がみごとでした。

『アセキアのパティオ』

続いて
『カルロス5世宮殿』
ミケランジェロの弟子、ペドロ・マチュカの設計。

アルカサバ(城塞)越しのアルバイシン地区

いよいよ『ナサリーエス宮殿/Palacios Nazaries』へ。

入り口の床にはザクロ(グラナダ)の模様。

入ってすぐ、『メスアールの間/Sala del Mexuar』

『コマレスの塔/Torre de Comares』の入り口の装飾

『大使の間/Sal??n de los Embajadores』
ここはイスラム教国最後の王ボアブディルが、
グラナダの明け渡しを決定して宮殿の鍵を渡した部屋。

『アラヤネスのパティオ(天人花の中庭)/Patio de los Arrayanes』
後ろに見えるのは、コマレスの塔

『ライオンのパティオ/Patio de los Leones』
ここが、たぶんアルハンブラの中で一番知られている風景なんじゃないかと
思います。12頭のライオンが円形にならぶ「ライオンの噴水」

しかし、、、

ライオンが居ない!

(只今、修復中なんです。)

これは、ある意味貴重な写真かもしれません~~

↓(本来はこんな感じ。またしても古い写真登場)

ライオンを囲んでいる大理石の柱は124本、
ハスの花をかたどってあり、アラブらしい造り。

『二姉妹の間/Sala de las dos Hermanas』と
『アベンセラーへスの間/Sala de los Abencerrejes』は、
天井を覆う無数の鍾乳石状の繊細な装飾「モカラベ」が見事です。

『二姉妹の間』の天井

『アベンセラーへスの間』の天井

「リンダラハの中庭」

結婚式もやってます。
映画のワンシーンみたいですね。
(リンダラハの出窓)

『王妃の糸杉の中庭』のタイル

とりあえず腹ごしらえを

さて、いよいよグラナダへと、
行く前に腹ごしらえなんですよ。
なかなか観光名所までたどり着けません、が
ちょっと寄ったレストランやカフェが意外と印象に残っていたりするんですね。
旅の想い出って、どこに転がっているかわかりませんね~
で、
バスは丘を登ってこの↓かわいいレストランを目指します。

 

ほら、
こんなに、
メルヘンチックなレストランで、
ガスパチョ。

みんなニンニク臭くなっちゃうよ。

食事の後は外に出て、のどかな風景を楽しみます、
「あれはオリーブの木」、「あっちはアーモンドの木」というふうに
添乗員さんがみんなに説明していたり、添乗員さんも解らないときは
ロヘリオに教えてもらったり、
で、

添乗員さん:「これは何の木??」
ロヘリオ :「これはBellotaだよ。」
添乗員さん:「ベジョータ?ってなぁに??」
僕も横でなにげなく聞いていたんだけど、始めピンとこなくて
ベジョータって何だっけ?なんて考えているうちに、
ロヘリオと添乗員さんは筆談開始、なにやらノートに書いているロヘリオ。
あ、思い出した。
Jamón ibérico de bellota のbellotaは「どんぐり」だよね!
(↑ドングリを食べて育ったイベリコ豚の生ハムだから)
連想ゲームのようなことをしながら、やっと単語を思い出す、、あ~あ。
ちょっとスッキリしてロヘリオの書いたノートを覗き込むと、
「bellota」→「Fruits nuts」 と書いてある・・・?
ロヘ、どんぐりって美味いの? フルーツだったの?
(木になるから一応フルーツなのかなぁ?)

近づくと、ちゃんと座ってポーズをとる犬。かわいいです。

「Let It Be」が染みるねぇ、

休憩を終えてバスに戻ると、ロヘリオがカーステレオに
CDをセットしているところだった。

私:「それ何?」

ロヘ:「ビートルズさ、スパニッシュギターの。」

へぇ~、スパニッシュギターが奏でるビートルズナンバーか、
ロヘリオはビートルズが好きなのかな?
まもなくバスは走り出したけど、そろそろ皆さんお疲れモードで
何となく静かな車内。
エンジンとタイヤがゴーっと低い音を響かせている、
窓の外には乾いた大地が広がっている。

ぼんやりと外を眺めていると、ビートルズの『Let It Be』が聴こえて来た。
スパニッシュギターの、どこか悲しげな、
それでいて 温かく包み込むような音色が染みてくる。

頭の中で歌詞を思い出しながら、
乾いた大地にしっかりと根を張っている木々を見ていた。

どんな環境でも順応する術は必ずあるということか、、
過去を振り返ったり、どうにもならないことを
くよくよと悩むより、今、そしてこれから何をしたいのか。
今置かれた位置にしっかりと根を下ろし、そのままの自分を受け入れる。

心のおもむくままに進んでいけば、
いつの日か、それまでの行動が一直線に繋がって見えてくるような気がする。
流れに逆らうのではなく、流されるわけでもなく、
自らの意思で流れて行く。

このツアーで知り合った仲の良いのご夫婦だって、
今までには「どうにもならないこと」をいくつも乗り越えて来たのかもしれない。
新婚さんのお二人だって、力をあわせて乗り越えなければならない事が、
これから先に起こるかもしれない。
「どうにもならないこと」を乗り越える術、、、『Let it be.』(なすがままに/そのままに)

♪~and when the broken hearted people Living in the world agree,
  There will be an answer  「Let it be.」
こんな荒々しい景色の所で かけるなよ、、ロヘリオ。
ナイス選曲、過ぎるぜ~。

そういえば『Let it be.』ってスペイン語では
なんて言うんだろう?

「そうだ、あとでロヘリオに聞いてみよう。」

グラナダまでは遠いのだ

さて、まったく観光もしていないバレンシアを後に
グラナダへ向かう朝がやってきた。

昨日、添乗員さんと打ち合わせをしていた「ロヘリオ」もスタンバイOK!
頼もしいなぁ、なんて思っていたら、

この朝やってきたロヘリオは
『今日は空港に行くのかい?』ってマジできいてきたらしい。
前日の打ち合わせは全く記憶に無いようで・・・
(今日はセニョ~ルの故郷グラナダに行くんだからーー)

あぁ、ロヘリオったら、ずっとこんな感じで最終日まで。
微妙にピントずれたまま、マドリッドまでお世話になりました。
さて、バスは順調に走り続け、
地中海沿いのルートから、しだいにシェラ・ネバダ(山脈)の
方角へと進んで行きます。

目の前に山が見えてきたりしますが、

これはシェラ・ネバダじゃないよ、
とロヘリオが言ってました。(シェラ・デ・マリアって言ってたかな?)

そして、またしても休憩タイムにはコーヒーを飲む。
これはカフェ・コン・レチェ(カフェオレ)

休憩のたびに飲んだり食べたり、
スペインは美味しいものが沢山あるから、いろんな所でちょっとつまんでみる。
写真は無いけど、ポテトも食べたしボカディージョも食べた、
タコのガリシア風(マリネ)に夢中になって
バスに乗り遅れそうになってたり・・・(内緒だけど)

食いしん坊万歳!

ハモン・セラーノはいろんな所にぶらさがってますね。
(本気で持って帰りたかったです、3本位。)

まだまだバスの旅は続きます。
バスの旅ばっかり書いて、観光スポットにいくまでに
力つきるかもしれません。

習い事

この夏、
おもいきって「習い事」を始めようかと思います。

何を習うかというと、、、

「スペイン料理」
ではなくて、
「スペイン語」をあらためて頑張ってみようか、と思いまして、
某スペイン語教室に行ってみたんです。

受付で、
「スペイン語は初めてですか?」って聞かれて、

「いえ、15~6年前に、こちらに通っていたことがあるんですけど…」って言ったら、

「それじゃあ、入会金は結構ですので、」
ということになりまして、なんだかお得な気分です。

しかし、
このブランク、なんとしても埋めなければ。
入門グループレッスンからやり直して、一気に加速したい、
などと甘いことを考えながら、この夏、燃えてみたいと思います。

来年は「喋り」に行く、スペインに。
バルのオッチャンとお友達になりたいのさーー。

チキンのパエリャ(バレンシア)

やがてバスはホテルへと到着して、、
ここまでドライバーを務めてくれたステファンとも、ここでお別れだ。
なんだかいい奴だったな、また一緒にスペインをまわってみたいな。
「元気でね、ステファン」
この日はバレンシアのホテルで一泊して、
翌朝には次の目的地、グラナダを目指します。
と、いうことはバレンシア観光は無し、というわけですか?、、、あれ?

気を取り直して、

さて、バレンシアといえば、オレンジ! も有名ですが、
ここはパエリャ発祥の地でもあるんですね、、
日本では、海老やムール貝の乗ったシーフード・パエリャがおなじみですが、
元祖バレンシア風パエリャは、ウサギ、鶏肉、蝸牛!などがメイン。
野外で、オレンジの木を薪にして作ったりするらしいですよ。

ということで、
バレンシアの夕食はチキンのパエリャが用意されていました♪
サラダを食べながら待っていると、
(ドレッシングは、オリーブオイル、ビネガー、塩、でお好きなように。)

出てきました、
(でっっかいんですけどもー、)

盛りつけも豪快で、ワクワクします。
(なんとなく朝日が登って来た雰囲気ですが、夜の8時頃だと思います)

本場のパエリャ(?)はオリーブオイルたっぷりで、
少しベタっとしていたので、オリーブオイルが苦手な人はダメだったみたい、
僕はもちろん完食して、残した人の分までいただきましたけどね。
みんなでワイワイ食事をしていたら、翌日からのドライバーを務めてくれる
「ロヘリオ」が挨拶にきていて、添乗員さんと明日の打ち合わせをしていました。

ロヘリオはグラナダ出身で、背の高いセニョール。

前日にわざわざ挨拶に来るとは、なんて真面目で律儀な人なんだろう!
と思いましたよ、、この時は、
この時だけは、ね・・・              (つづく)

バレンシアの青い空、「ステファン号」は行くよぉ~~

バルセロナを後に、バスはバレンシアをめざして走ります、
ああ、さようなら。サグラダ・ファミリア~~!

バルセロナの街を走っていると、バイクの数が多いなぁ、と思います。
車の間をビュンビュンとすり抜けて行きますよ、
おおらかに見えるスペイン人も、都会では案外せっかちなのかもしれませんね。

ここからバレンシアまでは368km、約5時間の走行です。

バスでの大移動については、乗り物酔いがホントに心配で、
”酔い止め”を毎日飲んでいたのですが、前の方の座席に座らせてもらったりして、
幸い気分が悪くなることも無く、スペインのダイナミックな景色を楽しむことが
できました。
この国は太陽の光が違うので、美しい風景が一段と鮮やかに映し出されます。
雲の色だって、(写真ではわかりにくいのですが、)白い雲が、
鮮やかな水色に見えたりするんです、、、↓

この辺りは緑も多く、

ときおり海が見えたりして、寝ている暇がありません。
(旅行中、バスの中では常にカーテン全開で景色を眺めていましたけど。)

この海は地中海、遥か向こうにはマヨルカ島なんか、あるのかな?

走行中、ローマ時代の水道橋が見えて来ました。
バスの窓から、遠くに見える水道橋をカメラで狙っていると、
なんと、
ドライバーの「ステファン」がバスを路肩に止めてくれたんです。
そしてバスを降りると、みんなを眺めのいい場所へと案内してくれました、
けもの道を抜けて。

ありがとう、ステファン!
君って優しいんだね、、
ぽっちゃり体形のステファンが格好良く見えました。

バスの旅では、途中、途中でトイレ休憩をとらなければいけません。
ドライバーだって、安全運転のためには休憩が必要です、
みんながお土産屋さんを眺めている間、ステファンは
つかの間の休息を楽しんでいました。

コーヒーと、甘そうなタルトのようなものをつまみながら。

僕もコーヒー大好きなので、短い休憩でもつい頼んでしまいます。
お気に入りは「カフェ・コルタード」という、ミルクがちょびっとはいったもの。
スペインのコーヒーには大きな砂糖が付いて来るのですが、
それを、こちらの人は豪快にドバっ、と全部カップに入れて
かきまぜずにキュッと飲んでしまう。

後には砂糖が溜まっているんですけどね、、、
いやなんとも粋に見えるんです、その飲みっぷりが。
美味しいコーヒーで一息ついていると、
ステファンの所へ添乗員さんがやってきた。
なにやら気分が悪くなった人が出たらしく、
スーツケースの中の何かを出したいので、
バスの扉を開けて欲しい、ということらしい。

ステファンはにこやかに返事をして、タルトを頬張りながら出て行った、
「あー、お疲れさま、ステファン。がんばれ~」

しばらくして、バスの所へ戻ると、メンバーの何人かが日陰で休んでいた。
日向はジリジリと焼け付くような暑さでも、日陰に入るとひんやりと涼しい、
でも、
やっぱりこの力強い日の光を、できるだけ浴びていたい気持ちもあって、
僕は日向に出て思いっきり背伸びをしてみた。

バレンシアの、どこまでも青い空が気持ちいい。
ステファンも両手を広げて言う、
「これが、バレンシアの天井さ、」

いや、単純に「バレンシアの空」と言ったのかもしれないけど、
そのときの僕は、天井と思い込んでいた。
(だから、なんだか空が近くに感じたりして)

バレンシアの人の頭上には、常にこの大きな青い空がある、
昼も、夜も。
「だからこの土地の人は、おおらかで優しくなれるのかな、」

ぽっちゃりステファンの笑顔をながめながら、
そんなことを考えていたのでした。
「さあ、目的地までもう少しだよ、 Animo、 ステファン!」